気をつけるポイントその1ちらつき(フリッカー)

 リラックス電球の中で、デザインを重視するあまり、直流化の電源回路がないものがあります。
電源回路がないと、LEDに安定的に電気を供給することができず、人間の目にはわからない速度で、明暗を繰り返している商品をよく見かけます。

電源回路がない
電源回路の働き

電源回路は、LEDを安定的に光らせるためにとても重要な役割を果たしています。電球のソケットには、コンセントと同じような交流電源が入ります。(右の図①)交流電源は、理科で勉強したように、大きく波打っています。一方、LEDは電気に対する反応がとても良いので、波打った状態では、光も一緒に明暗を繰り返します。(ちらつきの原因)電源回路は、その波を一定の電気に変えるためにとても重要な役割をはたしているのです。

電源回路がない

 電源が無い場合、LEDを光らせるのに十分な電源が継続的に供給されず、電力不足で高速な点滅を繰り返されるものがとても多いです。(フリッカーの発生)

比較図

 LEDは、非常に反応が早い性質がありますので、そのちらつきがスパイクのように目に刺さってきます。
医学的には、そのスパイクノイズと健康被害の関係が証明されてはいないようですが、「気持ちが悪くなる、偏頭痛が起きた」等の実例があるのも事実です。大手企業がこのタイプを生産していないのも、こういった背景があるのかもしれません。

フリッカーがあるかどうかを見極める方法

(1)携帯電話で写してみる。

 もし、実際に商品を見ることができれば、スマートフォンなどのカメラで写してみてください。黒いシマシマが映ったら、それはフリッカーがあると思って良いです。色々なシマシマがありますが、黒くて太いものは避けた方が無難です。フリッカーが少ないほど、色は薄く細くなる傾向があります。もちろんシマシマが無いのがベストです。

携帯電話のカメラで写すとこのような”シマシマ”が出ると、ちらつきがある商品です。

(2)電源回路が入るスペースがあるかどうかをみる

 ネットなどでの購入を検討される場合は、実際にスマホで測ることができませんので、商品の写真で、電源があるかどうかみてください。ソケットがあり、そのまま線がむき出しの場合は電源回路が無いと思って結構です。電源はそれなりに大きいので金属などの筐体の中に格納されています。

電源有無比較

(3) 投稿写真をみる

 ユーザーがコメントと共に使用写真を載せている場合があります。その写真で線が見えたらフリッカーがあると思います。ただし、別の影響で映っている場合もありますし消されてる場合もありますので、あくまでも参考程度です。ちなみに買ってすぐの投稿が多い場合は、人間では察知できない高速のちらつきに関しては、触れられていない場合がほとんどですので、投稿ではちらつきに関してはあまり参考にならないと思います。

(4)言葉だけに騙されない。

 販売者が使っている宣伝文句をそのまま鵜呑みにしないことが大事です。過去に数社の商品を測定していますが、『フリッカーレス』と広告していても、結構ひどいレベルのものもたくさんあります。これは、フリッカーのみならず、演色性などについても同じことが言えます。くれぐれも宣伝文句だけではなく、データを開示しているなどの裏付けのある商品を選ぶことが大切です。

リラックスしたいのに、本人も意識せずに疲れていた、なんて無いようによく吟味して購入しましょう。

気をつけるポイントその2 寿 命

リラックス電球の中で、デザイン性の犠牲として寿命がどうしても短かくなってしまう傾向があります。
寿命と価格のバランスを考えて選びましょう。

LEDは、冷やしてあげないと数秒で壊れる

LEDびっくりポイント

 LEDは、自分の消費する熱で100度以上まで温度が上がり、冷やしてあげないと数秒で壊れてしまいます。
なぜなら、シャーペンの先ほどの大きさであれだけの光を出すわけですから、それが熱になって自分を壊してしまうのです。だから冷やしてあげないと、どんどんと寿命が短くなってしまいます。だから、どのLED電球も長寿命のためには、冷却に注意して設計をしています。

一般的なLED電球の冷却方法1 一般的なLED電球の冷却方法2 デザイン性重視のLED電球の場合1 デザイン性重視のLED電球の場合2

だから、保証の有無を必ず確認しましょう。そしてその保証の中身もしっかりと吟味しましょう

 『LED電球は、思ったより長く使えない』そう思っている人は少なからずおります。
当社が独自に2000人を対象にLEDの故障について調査をした結果、約2割近くの人がLED電球の故障を経験しています。

LED電球で壊れた経験はありますか? 壊れた電球は大手メーカー製ですか? 備考

 残念ながら、『当たり外れ』のようなものが多いのも、LED電球。諦めるには高価な商品ですので、購入する際には、保証の有無をまず確認しましょう。また、保証は長くても、『1日20時間以上ご使用になられた場合は保証は半分です』や、『0〜40度の範囲でお使いください』などの文言にも注意しましょう。

製品保証の比較 一般的な仕様比較表

 大手企業でも故障が多いLED電球、目先の価格だけではなく、長期的な経済性や地球環境も考えて商品を選ぶというのも一つの選択肢ではないでしょうか?私達は、そんな思いで商品を生産しており、長く使用できる商品としては、世界一と自負しております。

地球環境にも優しく、『安物買いの銭失い』も避けることができる、長期保証のタフらいとシリーズは、お買い得な商品です。

気をつけるポイントその3 光の質

 LEDの光は、まっすぐ進むので周囲に広がらないという性質があります。
なので、リラックス電球では光を周囲に届くように最初からLEDの向きを周りに向けてその弱点をカバーしているものがあります。

光の向き3 光の向き2 光の向き1

注意ポイント1 眩しさ(グレア)

 ここで注意しなくてはいけないのが、『眩しさ』です。LED業界ではこれを、”グレア”と呼んだりします。
LEDは、0.3mmの小さな点の大きさで、とても明るく光りますので、とても眩しいのです。そのために、各社ともその眩しさを少しでも緩和しようといろんな努力をしています。例えば、火のいろ電球ともしびは、先端にブリズムのような形のレンズを取り付けて、光が周囲に広がると共に、直接点のような発光が、人の目に触れないようにしています。

グレア解説図1 実際に光った様子

 しかし、デザイン重視のLEDは、その点発光がそのまま目に触れるような構造となってしまっていますので、グレア対策が不十分にならざるを得ない場合が多くあります。

グレア解説図2 グレア解説図3

ちらつき(フリッカー)があって、眩しさ(グレア)がある場合は、さすがにリラックス出来る電球とは言いにくい場合もあります。もちろん、各社ともいろんな工夫をしているとは思いますが、海外製の価格が低いものはそこの考慮をしていないような商品もたくさんありますので、購入時は注意が必要です。

注意ポイント2 色温度や演色性、明るさ

火の色電球は、2000ケルビンというとても低い色温度の商品です。これは、火の色の再現にこだわった独自開発の商品です。似たような商品で、2200ケルビンや2500ケルビンの商品もありますが、結論、光の質は全く違います。現在は、写真の加工技術が向上していますので、写真ではなかなか判別できない場合も多く、良い商品を選ぶのがとても難しい時代になっていますが、データは嘘をつきませんので、少なくとも火の色に近いリラックスを求めている場合は、2000ケルビン近くの商品が良いでしょう。はっきり言って、2200ケルビンと火のいろの2000ケルビンでは、色味が全然違います。

長崎の和紙職人×火の色電球
シャンパン×火の色電球

あと、明るすぎるのもよくありません。演色性が低いものもあまり良い色合いが出ません。私達のLEDは、全て自社で開発している商品ですので他では手に入れることができない、とてもこだわった商品ばかりです。
長く使えるLED電球。用途に応じてしっかりと選んでみましょう。

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